クリヤベースハイパー

あらゆる意匠サイディングの
剥離リスクを優れた付着力で回避

クリヤベースハイパーは、日々進化を続ける
高性能・高耐候サイディングに対応した
2液形意匠サイディング用高付着プライマーです。
今まで不安を感じていた光触媒や無機系などの
難付着サイディングなどに幅広く対応し、
優れた付着力を発揮します。

features

クリヤベースハイパー
の特長

水性タイプ|2液水性形意匠サイディング用高付着プライマー
油性タイプ|2液弱溶剤形意匠サイディング用高付着プライマー

  • 高付着性

    光触媒や無機系などの難付着サイディングにも強固に付着

  • 紫外線対策

    紫外線吸収剤(UVA)が紫外線を吸収し、塗膜の劣化を低減

  • 透明性

    意匠サイディングの美観と風合いを損なわない

  • 光触媒サイディングに最適

    紫外線吸収剤(UVA)が触媒作用を抑制し、サイディング表層を保護

  • 弾性機能

    上塗り弾性クリヤー塗料と併用することで、シーリングの塗膜割れを軽減

detail

製品詳細

製品名 ①クリヤベースハイパー[水性タイプ]
②クリヤベースハイパー[油性タイプ]
荷姿 ①15kgセット(主剤:14kg/硬化剤:1kg)
②18kgセット(主剤:14kg/硬化剤:4kg)
施工用具 刷毛・中毛ローラー・エアレススプレー
適用基材 光触媒サイディング・無機系サイディング・焼付金属サイディング・窯業系サイディング全般
透明
注意点 クリヤベースハイパー[水性タイプ]の塗布後、各種上塗り材(クリヤー製品)は必ず2回塗りしてください(全3工程)

無機下地・有機下地に対応した高付着メカニズム

高付着メカニズムのイメージ図

無機表面とクリヤベースハイパーとの界面に存在するシラン化合物が、両者を結び、強力に接着します。同時に耐久性と耐候性が向上します。

弾性機能を付与し、弾性クリヤー塗料との併用でシーリング割れを大幅に軽減

クリヤー塗装する際、シーリング上に塗装すると板間の動きや伸縮によって塗膜が割れ、剥離や白化となって意匠性を損なう恐れがあります。クリヤベースハイパーは、弾性クリヤー塗料と併用することでシーリングの動きに追従し、塗膜の割れを軽減することができます。

 

厳しい環境を想定した各種試験をクリア

高性能・高耐候サイディングの多くは耐用年数が長い半面、高い意匠性を活かそうとクリヤー塗装をした場合、剥離などの不具合につながる恐れがありました。クリヤベースハイパーは、初期の付着性だけではなく、施工後の厳しい環境を想定した各種試験を実施しているため、さまざまな高性能・高耐候サイディングに安心してお使いいただけます。

各種サイディング付着性試験[JIS K 5600-5-6:付着性(クロスカット法)]

クロスカット試験とは塗膜の密着性・付着性を調べる試験で、塗膜に基材まで達する格子状の切れ込みを入れ、その上にセロハンテープを圧着しテープの端を60°の角度で強く引き剥がし、密着性・付着性を評価します。

 

①塗膜に対して垂直になるように刃をあてて切れ込みを入れる
②6本の切れ込みを入れたら90度方向を変えて直行する6本の切れ込みを入れる
③約75㎜の長さにテープを切って用意
④テープを塗膜の格子にカットした部分に貼り、しっかりテープを指でこする
⑤テープを貼って5分以内に60°に近い角度で、0.5~1.0秒で確実に引き剥がす

 

付着性試験

高耐候サイディングの場合、一般的なクリヤー塗料では、塗装後に簡単に剥離することがあります。

 

クリヤベースハイパーは、近年開発が進んでいる光触媒、無機系、フッ素コーティングされたサイディングなどの長期的な付着性に特化することで、幅広い下地に対応しました。

 

耐水性、耐温水性試験

水分の浸透は付着性を阻害する大きな要因となります。クリヤベースハイパーを塗布し長時間、水に浸漬した後も変質することなく、厳しい環境下で保護機能を維持し続けます。

【試験方法】
養生後(23℃×7日間)、試験体を23℃の水に7日間浸漬する。その後の外観を確認し付着性を評価。

 

【試験方法】
養生後(23℃×7日間)、試験体を50℃の温水に1日間浸漬する。その後の外観を確認し付着性を評価。

 

凍結融解性試験

寒冷地では、冬期にサイディング表層で水分が凍結と融解を繰り返すことで塗膜に大きなダメージが加わるため、厳しい環境に耐えうる強靱な塗膜が必要となります。

【試験方法】
凍結融解性試験機にて気中凍結2時間(-20±5℃)、 水中融解1時間(20±5℃)を1サイクルとし200サイクル実施後、塗膜の外観を目視により確認し、付着性を評価。

 

光触媒サイディングの促進耐候性試験

光触媒コーティングされたサイディングにクリヤー塗装をした場合、サイディングの触媒作用によりクリヤー塗膜の劣化を促進させてしまいます。クリヤベースハイパーは初期の付着性だけではなく、紫外線を効果的に遮断することで触媒作用を抑制しサイディング表層を長期にわたって保護します。

【試験方法】
促進耐候性試験(スーパーUVテスター)
下塗り材:水性タイプを使用
上塗り材:ウルトラクリヤー

 

適用上塗り材

●クリスタルコート ●タテイル美館 ●タテイル美館アクア ●ウルトラクリヤー ●タテイルα美館 ●タテイルα美館弾性 他
※各製品の仕様書に準じて施工してください。
※プレマテックス製品(クリヤー塗料)はもちろん他社製品にもご使用いただけます。

注意事項

•クリヤベースハイパー[水性タイプ]の塗布後、各種上塗り材(クリヤー製品)は必ず2回塗りしてください(全3工程)。

•クリヤベースハイパー[水性タイプ]は初期攪拌では硬化剤がなじみにくいので、調合する際は必ず電動攪拌機を使い十分に攪拌してください。また、調合後は30分程度静置させてください。攪拌、静置が不十分だとハジキや付着不良の原因となる場合があります。

•素焼きのような多孔質のタイルやレンガタイルには施工を避けてください。

•クリヤベースハイパーを上塗り材として使用することは避けてください。

•シーリング面に塗装する場合は、変色、汚染などが生じることがありますので、シーリング材は後打ちを基本としてください。