白濁の原因と対策
まずは動画をご覧ください。
ウルトラローラーを使用した「ウルトラTOP」の施工動画をご用意しました。
ローラーの特性をご確認いただき、現場の施工にお役立てください。
以下に詳しく解説します。
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耐候性の向上や差別化に役立つ画期的な工法として定着しつつある保護コートですが、まれに、ウルトラTOPで仕上げた塗膜が部分的に白く濁ったまま透明にならないといったご連絡をいただくことがあります。
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その原因と対策について紹介します。
水性のクリヤー塗料は、油性クリヤー塗料とは違い、液体の状態では乳白色をしています。均一に塗り延ばすことで乾燥とともに透明になりますが、施工時に厚付け、塗料の溜まりやタレがあると乾燥硬化後も白く目立ってしまう場合があります。
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[液体時における塗料色比較]
水性クリヤー塗料 油性クリヤー塗料 -
水性クリヤー塗料の
硬化後の白化現象
ウルトラTOPは水性でありながら、樹脂の分散~融着に特化したクリヤー専用設計であるため、
実は大げさに厚塗りしたとしてもしっかりと透明になっていきます。


では、なぜ白く残ってしまったのでしょうか?
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ハイパイルローラーなど気泡の立ちやすいローラーを使用すると、原反の中で微細な気泡がたくさん発生するうえ、さらに塗料が凹部に溜まりやすいため、泡の層が残って白く見えることがあります。
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ウルトラローラーを使うことで泡立ちを抑え、
白濁を抑止することができます。
仕上がり不良を回避するためにも、
必ずウルトラローラーをご使用ください。 -